アクセスアップの戦略・・・キーワードが増える
さて、これまで、Yahoo! Japanに効果的に登録するために気を付けるべき一般的な戦略・方法について説明しました。
これだけでも、かなり参考になったと思うのですが、いかがでしょうか。
キーワードについて、あらかじめ検討することなく、登録画面に向かって初めてコメントを考えるというような方法がいかにダメなものであるかが、お分かりになったと思います。
そこで、以上の内容を前提として、これから、Yahoo! Japanへの登録を、アクセスアップと売上げ向上のために最大限に生かす、とっておきの方法をご紹介したいと思います。
実は、信じがたいことかも知れませんが、この方法を意識的に用いることにより、「あなたのサイトのキーワードが増えます」。
言うまでもなく、Yahoo! Japanで、「キーワード」として認められるのは、カテゴリーとコメントに含まれる文字列のみです。コメントは、めいっぱい長いものを書いて、編集により「削除」されなかったとしても、せいぜい40文字程度ですから、キーワードの語数にすれば10語前後でしょう。
コメントの外にカテゴリーを加えるとしても、この「文字数」を大幅に増やすことは不可能です。
ところが、文字数を一切増やすことなく、キーワード数を、数倍、数十倍にもする魔法のような「裏技」が存在するのです。
キーワードを増やす魔法の裏技
この方法を一言で言えば、「キーワードの組み合わせを考える」ということです。
てっとり早く例を挙げて説明しましょう。
2004年1月現在、M&Zビジネス翻訳センターのサイトのYahoo! Japanにおけるコメントは、次のようになっています(実は、これは暗記しています。精魂込めて作れば自然に暗記すると思います)。割合によくできていますので、ここ暫くはこれで行こうと思っています。
「米国法人設立、スイス銀行口座開設サポート、海外投資、税務関連法律、個人輸入と情報起業家の支援」(句読点もあわせて46文字)
すなわち、このコメントは、基本的には6つのキーワードからなっています。「米国法人設立」、「スイス銀行口座開設サポート」、「海外投資」、「税務関連法律」、「個人輸入」と「情報起業家(の支援)」の6つです。
しかし、よく考えてみれば、これらのキーワードは、さらに細かく分けることができると気付くはずです。
最も細かい単語に分けた場合、このコメントはこうなります。
「米国」、「法人」、「設立」、「スイス」、「銀行」、「口座」、「開設」、「サポート」、「海外」、「投資」、「税務」、「関連」、「法律」、「個人」、「輸入」、「情報」、「起業(家)」、「支援」
このうち、「関連」などの語はキーワードとしてほとんど意味がないと考えられますので、このコメントは、16語から17語程度のキーワードからなっていると言ってもいいでしょう。
だとすれば、常識的に考えるなら、このコメントは6語から、せいぜい17語程度のキーワードでしか検索できないことになります。
けれども、実は、そうではないのです。
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複数キーワードで絞り込む可能性
例えば、「投資」というキーワードでヤフー検索した場合、2004年1月19日現在で3535件もの登録サイトとヒットします。
また、「起業」で検索すれば、「投資」ほどではないものの、それでも340件あります。
「だから上位に表示されなければならない」という考え方もあるにはあります。しかしながら、特にYahoo! Japanの場合は、カテゴリーに一致するサイトから順に表示されることになりますので、上位にあるものがユーザーの要望に一致するサイトである可能性はそれほど高くありません。
そこで、上から順に見ていくのが面倒なほどヒットしたサイト数が多い場合は、別のキーワードを加えて再度検索する可能性が高いと予想されます。
では、「投資」、「起業」などの語にさらに付け加えられるキーワードとしてどんなものが考えられるでしょうか。
もちろん、誰もがこの組み合わせで検索するほどの一般性はありませんが、一つの可能性として「海外」があります。
そこで、「海外投資」でヤフー検索してみると、16件の登録サイトと一致します(2004年1月19日現在、以下同じ)。また、「海外 投資」のように間にスペースを入れた場合は、95件です。
同様に、「海外起業」では0件
(つまり、いきなりGoogleのページ検索になります)、「海外 起業」で検索した場合はYahoo! Japan内でのヒット件数は12件となります。
このように、複数キーワードの場合、ヒット数がかなり絞られますので、ユーザーに見てもらえる可能性が格段に高まるのです。
実は、よくSEO業者のサイトなどで、「複数キーワードで検索するユーザーはそれほど多くないので、一つのキーワードでの検索結果の順位を高めるようにするべきである」という意見も見かけます。しかし、これが仮にGoogle等のロボット検索エンジン対策として適当なものであるとしても、Yahoo! Japanについて当てはまるとは限りません。
何故なら、Googleは基本的に「全文検索」であり、ページ(これは「サイト=ホームページ」という意味ではありません)のすべての単語が検索のキーワードとなり得るのに対して、Yahoo! Japanでは、「カテゴリー」と「コメント」に含まれる文字列しかキーワードにならないからです。
すなわち、Google の場合、基本的にキーワード数に制限がないため、かえってその「組み合わせ」まで工夫する必要性が薄くなるのかも知れません。しかし、一方、Yahoo! Japanでは、限られた文字数の中で最大限の効果を発揮するよう「語の組み合わせ」を工夫するのは当然のことなのです。
また、「海外 起業」のような複数キーワードで検索してサイトを訪れるユーザーが現実にいらっしゃることは、調査の結果、判明しています。
キーワードが何倍にも増える
さて、ここで再びM&Zビジネス翻訳センターのサイトのコメントに戻ると、「海外」、「投資」、「起業」という3つのキーワード含まれており、このため「海外投資」、「海外 投資」、「海外 起業」などの複数キーワードの組み合わせで検索可能であることが分かります(「海外起業」で検索できないのは、コメント内で文字列が連続していないからです)。
実は、これだけではありません。
「海外」という1語があるために、「海外 法人」、「海外 法人設立」、「海外 銀行」、「海外 銀行口座」、「海外 税務」、「海外 法律」等の複数キーワードでの検索が可能となっているのです。
同様に、「米国」という語と組み合わせることで、「米国 銀行」、「米国 銀行口座」、「米国 税務」、「米国 法律」、「米国 起業」等で検索することができます。
これは偶然ではありません。Yahoo!
Japanに最初に登録したコメントを作成した際は意識しなかったものの、その後何度かコメントの変更申請をするうち、このような「キーワードの組み合わせ」が可能となる語を意識的に選ぶようになりました。
しかし、大切なことは、これらの複合キーワードでサイトを検索したユーザーにとっても、ヒットが単なる「偶然の一致」ではなく、意味のあるものであることです。複合キーワードでたまたまヒットしたとしても、実際のサイト内容がそれらのキーワードに対応していなければ無意味だからです。
M&Zビジネス翻訳センターのウェブサイトでは、もともと内容が豊富であったということもありますが、これらキーワードの組み合わせそれぞれに対応する内容が含まれています。
このように、コメント作成の際には、他の単語との組み合わせによる「キーワード生成の可能性」まで考慮して、単語を一語ずつ検討されることをお勧めします。キーワード数が飛躍的に増えること請け合いです。
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