登録申請後の流れ

さて、キーワード等に関するノウハウは以上ですが、ここで現実のYahoo! Japanの登録申請の流れについて、分かりにくい点があると思われますので、簡単に注意しておきます。

ビジネス・エクスプレスの申請の流れについては、Yahoo! Japanのサイトに十分な説明がありますので、「申請の仕方がよく分からない」ということはあまりないと思います。

問題は、申請して、審査が終わってからの「流れ」です。

これについては、「登録が見送られた場合、30日以内に1回だけ再審査を依頼できる」という簡単な説明しかありません。

そこで、登録が見送られた場合、また登録されてもコメント等の内容に不満があった場合に何があるか、ここでより具体的に説明しますので、登録申請前の「心の準備」をしていただきたいと思います。

ビジネス・エクスプレスで申請し、料金を支払った後、数日で審査結果がメールされます(はっきりとは分かりませんが、このとき時間がかかると見送られている可能性が高いのではないかと思います)

登録が認められれば確かに嬉しいし、登録が認められない旨のメールが来れば、悔しかったり、5万円という審査料に立腹したりします。

しかし、たとえ「登録が認められた」と言っても、この時点で喜ぶのはまだ早すぎます。

どのようなカテゴリーに、どのようなコメントで登録されたのか、まだ分からないからです。

この点について、メールでは何の説明もありません。「カテゴリー、コメントについて不満がある場合」に再審査をするためのURLが出ているだけです。実際に、どのカテゴリーに、どのようなコメントで登録されているかを知るためには、翌日以降に、ヤフーで検索して確かめる必要があります。

希望通りになっていればいいですが、コメントが無残に書き換えられて、がっかりする可能性もあります。

登録が認められない場合は、ごく簡単な理由を付した登録見送りのメールが届きます(それがどんなに簡単な説明であるかは、既に述べました)。もちろん、再審査のためのURLも出ています。

私見ではかなり奇妙なことだと思いますが、再審査のためのページを開いてみると、「カテゴリー、コメントについて不満がある場合」も「登録が見送られた場合」も、全く同じ画面が開きます。

「サイトの改善点、再審査のポイント」などの説明を求めるページが開くだけで、「サイトの登録」、「カテゴリーの移動」、「コメントの変更」などに細かく分かれているわけではないのです。

 

登録が見送られた場合

サイトの登録が見送られた場合は、Yahoo! Japanからのメールにある理由をもとにサイト内容を改善しているはずですので、再審査のページには、その改善のポイントについて説明することになります(場合によっては、かなり大幅なサイト・リニューアルが必要になるかも知れません)

ヤフーから送られたメールで、簡単とはいえ、あらかじめ問題点が指摘されていますから、再審査でいい結果を出すのは比較的簡単です。指摘に従って適切にリニューアルすれば、登録が認められるでしょう。

 

 

理由の説明がない

問題なのは、登録そのものは認められても、カテゴリーが変更されたり、コメントが編集されたりした場合の再審査です。何故なら、このような変更、編集については、Yahoo! Japan側から理由についての説明がないからです。

理由の説明がないため、サイト・オーナーは、自分の書いたコメントのどこが悪かったのか、サイトのどこをリニューアルすれば希望するキーワードを含んだコメントが認められるのか、はっきりとは分からないまま再審査を申請することになります。

よく分からないまま再審査を申請するために、変更が認められず、結局コメントはYahoo! Japan側で編集したものがそのまま残る可能性が高いのです。

 

理由は後で示される

ビジネス・エクスプレスの場合、カテゴリーの移動やコメントの変更が認められない場合、理由が示されることになっていますが、はっきり言って「後の祭り」です。しかも、Yahoo! Japan側からのメールに記された理由は、「以前のコメントの方がサイト内容をよく反映している」というような、極めて簡単なもので、それほど参考にはなりません。是非、カテゴリーの移動やコメントの編集についても、再審査の前にその理由がわかるようにしてもらいたいものだと思います。(当方の意見では、サイトの「業務内容ページ」を少し変える程度のリニューアルでは再審査を通るのは難しいと思います。おそらく、コメントの単語一つ変えるだけでも、サイトの全面的リニューアルをする必要があるでしょう。)

 

再審査で登録が認められた場合

さらに、最初の審査で登録が見送られ、再審査の結果、めでたく登録が認められた場合であっても、カテゴリーやコメントがどうなっているかは、やはり登録完了のメールが来た翌日以降に、実際にヤフーで検索してみないと分かりません。

この場合も、コメントが編集された理由等について、Yahoo! Japan側からの説明はもちろんありませんし、再審査の結果が出た時点でビジネス・エクスプレスのサービスは終わっていますので、さらに再審査を申し込むことも不可能です(登録変更の申請はできます)

ビジネス・エクスプレス申請後は、およそ以上のような流れとなります。Yahoo! Japanの登録申請については、登録そのものよりも、自分の希望するコメントで登録する方がよほど難しいのだ、ということがここからも理解されるだろうと思います。

どうか、以上を参考にして、心して申請に臨んでいただきたいと思います。

 

 

サイトを作りながら考える

Yahoo! Japanへのサイト登録と変更のノウハウは以上です。ここまでお読みになった方は、ウェブサイトをYahoo! Japanに登録する際に、このノウハウを用いると用いないのとでは、ウェブサイトのアクセス数、ひいてはサイトからの売上げに雲泥の差が出ることをご理解いただけたと思います。また、この方法を用いれば登録後の変更によってもサイト・パフォーマンスをかなり向上させることが出来ますが、最も効果的であるのは、サイトの登録申請以前からこのノウハウを意識しつつ登録するカテゴリーやコメントを考えておくことであることもお分かりでしょう。

しかし、当方が最もお勧めするのは、ウェブサイト作成の段階から、本書の方法に従い、「カテゴリーやコメントを考えながら」作成をすすめていくことです。

いかに「考え抜かれたカテゴリーとコメント」であっても、それがサイトの内容を忠実に反映していないとみなされれば、無残にも変更されたり、編集、削除されてしまうからです。

もし、マーケティング戦略の上で「絶対にはずせない」キーワードがあるとすれば、その言葉をサイト内で頻繁に用いたり、関連する記事を入れるなど、そのキーワードが「サイトのメインのコンテンツ」を表すものとみなされるように工夫するべきなのです。

キーワードがサイト内容を反映する、というよりは、むしろ「キーワードを基にサイト内容を作る」のです。

インターネット・マーケティングにとって、キーワードはそれくらい重要なものです。

どうかこのノウハウを最大限に活用して、サイトのアクセスアップと売上げ向上を実現していただきたいと思います。

 

筆者からのお願い

最後に、本書の読者の大多数にはあまり関係がないことかも知れないのですが、本書のご利用について、一つだけ注意していただきたい点があります。

それは、賢明な読者であれば推察されていることかも知れませんが、「本書の内容はそのまま商売になる」ということです。

おそらく、本書の内容を二、三回繰り返して読めば、「Yahoo! Japan登録コンサルタント」などと称して明日からでも開業できるでしょう。

そのこと自体は別に構いません。

しかし、そういう商売をするときに、ン十万円などという「法外な」料金・手数料を一般の顧客からとっていただきたくはないのです。

インターネット上では、顧客の無知をいいことに、大した仕事もしないのに法外な料金をとっている業者が多すぎます。こういう業者には、常日頃から怒りを覚えています()

()本書のテーマからはずれますが、アメリカにファクス1枚送る程度の仕事でン十万円もとる「米国法人設立代行業者」は、正にその典型です。米国法人設立がいかに簡単な、誰でもできる手続きであるかは、『英語がわからなくてもできる米国法人設立実践ガイド』を参照していただければすぐわかります。

 

要するに、大した手間のかかる作業でもなく、大した専門知識も要らない仕事を「難しくて専門的な仕事」に見せかけて、高い料金をとるのはもうやめよう、という提案です。この本の内容をネタにして商売をするのは良いですが、それにはコンピュータやHTMLの知識も何も要りません。この本を読む以外、何も勉強する必要はないのです。その程度の努力しか要らない仕事に、弁護士並みの料金をとるもんじゃない、と思います。

 

最後になりますが、皆様のインターネット・ビジネスでの成功を心よりお祈りいたします。

 

 

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